北風のくれたテーブルかけのサクッとあらすじ!
まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪
- ハンス…北風に粉の代わりに3つの宝物をもらう。
- 北風…ハンスに無くした粉の代わりに3つの宝物をあげる。
- 宿屋のおかみ…ハンスの持っている宝物を欲しがり、普通のものとすり替える。
- ハンスは北風に粉を粉を無くされてしまいその代りにごちそうが出るテーブルかけをもらう。
- 宿屋のおかみにテーブルかけをすり替えられ、次は金貨の出る羊をもらうがまたすり替えられてしまう。
- 北風から悪いやつを退治する杖をもらったハンスは宿屋のおかみが忍び込んできたときにそれを使った。
- おかみは泣きながら宝物をハンスに返し、ハンスはお母さんと幸せに暮らした。
北風のくれたテーブルかけのあらすじ!
昔々、ハンスという少年がお母さんと暮らしていました。
ある日のこと、パンを焼くお母さんに頼まれて粉を持って来ようとすると、北風が粉を持って行ってしまいました。
ハンスが追いかけて行くと、雪の野原に氷のお城が建っていました。
北風のお家です。
ハンスはお城に向かって、粉を返すよう呼びかけました。
すると北風は無くした粉の代わりにテーブルかけをくれました。
このテーブルかけに向かって頼むとごちそうが出てくるというのです。
ハンスがお礼を言って帰ると、辺りは真っ暗だったので宿屋に泊ることに。
早速テーブルかけに向かってごちそうを頼んでみると、
見事にテーブルの上にごちそうが並びました。
すると、それをドアの隙間から見ていた宿屋のおかみが、
夜中にこっそりハンスのテーブルかけと普通のテーブルかけをすり替えてしまいました。
何も知らないハンスが家に帰ってテーブルかけを使っても、当然何もでません。
ハンスはもう一度、北風のお城に行き、また粉を返すよう頼みます。
北風は今度は金貨を吐き出す羊をもらいました。
今度もやっぱり宿屋に泊り、羊を試しました。
またもやその様子をドアの隙間から見ていた宿屋のおかみは、
夜中にこっそり普通の羊とすり替えました。
ハンスが家に帰っても、羊が金貨を吐き出すはずがありません。
再び北風の所に行くと、今度は悪いやつを退治する杖をもらいました。
その夜も宿屋に泊ったハンス。
杖をしっかり抱いて眠っていると、宿屋のおかみがこっそり忍び込んで杖をすり替えようとしました。
その時ハンスが杖に向かって悪いやつをやっつけろと命じました。
杖はぴょんと飛び上がっておかみをバシバシ殴ります。
宿屋のおかみは泣きながら、テーブルかけと羊をハンスに返しました。
こうして北風から3つの宝を取り戻したハンスは、お母さんといつまでも幸せに暮らしましたとさ。
北風のくれたテーブルかけのまとめ、教訓と感想!
ノルウェーに伝わるお話です。
無くした小麦粉の代わりに様々な魔法の宝物をもらいます。
こんな宝物があったらいいなあとわくわくするしますね。
最後は機転をきかせて悪いおかみをやっつけます。
わくわくしたりハラハラしたり、ほっとしたり。とても楽しいお話です。
いいなあ。ぼくも魔法の道具が欲しくなっちゃったよ。