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【アリとキリギリス】童話のあらすじをサクッと簡単にまとめてみた!

あらすじクマ
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アリとキリギリスのサクッとあらすじ!

まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪

 

アリとキリギリスの登場人物
  • アリ…せっせとはたらくまじめなアリ。
  • キリギリス…はたらかず遊ぶのがだいすきなキリギリス。

 

サクッとあらすじ!
  1. 夏のあいだ、虫の食べものの草花はたくさん咲いていて、キリギリスはずっと遊んで暮らしていた。
  2. キリギリスは、冬にそなえてせっせと食べものを集めているアリのことを笑った。
  3. しかし冬が来ると食べものはなくなり、キリギリスは空腹でさまよった。
  4. アリの家にたどりついたキリギリスは、アリを笑ったことを謝り、ごはんを分けてもらった。

Contents

アリとキリギリスのあらすじ!

きせつは夏。

虫たちはとってもげんき。

花がたくさん咲いて、はっぱもみずみずしく、

虫たちのたべものがそこらじゅうにあります。

 

キリギリスは今日も、お花ばたけで歌をうたっていました。

 

「ああ、歌うのはたのしいな! このままずうっとはたらかず、歌ばかりうたっていたい」

 

そんなキリギリスの目の前を、アリたちが通っていきます。

 

えっさ。ほいさ。えっさ。ほいさ。

 

アリたちはどうやら、いっしょうけんめいに、なにかを運んでいるようです。

 

「おーい、アリさん! なにをしているんだい」

 

キリギリスがたずねると、アリたちは言いました。

 

「冬にそなえて、たべものを運んでいるんですよ! キリギリスさんも、準備したほうがいいですよ!」

 

えっさ。ほいさ。えっさ。ほいさ。

 

しかし、キリギリスは、わははと腹をかかえて笑いとばします。

 

「こーんなに楽しい夏なのに? いやだね、ぼくは歌って遊んで暮らすさ!」

 

そしてキリギリスは、まったくはたらくことなく、毎日を遊んで過ごしつづけました。

 

きせつは変わって、冬。

気づけば、虫たちはどこかへ行ってしまいました。

花もはっぱも枯れてしまいました。

キリギリスはひとりぼっちで、たべるものもなく、つらい思いをしていました。

 

キリギリスがたべものを探してさまよっていると、とおくがぼんやりと光っています。

近寄ってみると、そこはアリたちの家でした。

 

なかではアリたちがテーブルをかこんでおり、ごうかな食事がならんでいます。

 

「いいなぁ……」

 

キリギリスのおなかは、ぐう、となりました。

がまんできずに、アリたちの家のとびらをノックします。

 

こん、こん、こん。

 

「おや、キリギリスさん。どうしましたか」

 

「じつは……、たべものを分けてほしいんだ」

 

キリギリスの言葉に、アリたちは顔を見合わせます。

 

「キリギリスさん。あなた、はたらいているぼくたちのことを、笑いとばしましたね」

 

アリたちに痛いところをつかれてキリギリスが落ち込んでいると、

アリたちはキリギリスを招きいれ、テーブルの前にすわらせました。

 

「キリギリスさん、つぎからは気をつけましょうね」

 

そう言いながらおいしそうなごはんをキリギリスに差し出します。

 

キリギリスは自分の行動を深く反省し、アリたちとなかよくごはんを食べました。

 

おしまい。

アリとキリギリスのまとめ、教訓と感想!

今を楽しむことは、すごくいいことだと思います。

でも、今のことだけではなくて、すこし先のことまで考えながら生きることも大切なのでしょうね。

アリとキリギリスのように、準備していればつらい冬も楽しく乗り切れるかもしれませんが、準備をしていないと考えもしなかった大変さを味わうかもしれません。

また、こつこつとまじめにはたらく(がんばる)ことは、きっと格好いいことです。(だからといって、からだを壊したりするほどがんばりすぎることには賛成しません)

そして、がんばっている相手を笑うこと、これはまちがいなく格好悪いことです。

がんばっている人のことは笑わずに、「自分もがんばろう」、と思えるのがいいですよね。

 

あらすじクマ
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ごはんを分けたアリさんたちは、優しいね!

ぼくなら「笑ったきみにはあげません!」って言っちゃいそう……。

反省!

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