一寸法師のサクッとあらすじ!
まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪
- おじいさん…一寸法師のお父さん
- おばあさん…一寸法師のお母さん
- 一寸法師…おじいさんとおばあさんの祈りがかなってうまれた小さな男の子
- 大臣…一寸法師の小ささと礼儀の良さに感動し、自分の家で見習いをさせてくれた
- お姫様…大臣の美しい娘。一寸法師をそばに置き、和歌などを教える
- 赤鬼青鬼…お姫様のお寺参りの帰りにお姫様を連れ去ろうとする
- 子供ができないおじいさんおばあさんが毎日お祈りして、ようやく授かったのが一寸法師
- おじいさんおばあさんに都に行きたいと言う。長い川くだりに耐え、都に到着し大臣の家に行き修行させてほしいと願い出る
- 数年経ち小さいままの一寸法師だったが、大臣のお姫様の寺参りに同行し、そこで鬼達と出会い、鬼退治する
- 鬼達が置いてった打ち出の小槌で、一寸法師は体を大きくしてもらい立派な青年になる。お姫様のお婿になり、おじいさんおばあさんを都に呼び、誰からも尊敬される人になった
一寸法師のあらすじ!
むかしむかし、仲の良いおじいさんとおばあさんがいました。
二人には子どもがおらず、毎日お寺にお祈りしに行きました。
ようやく授かったのはとても小さい男の子でした。
その子は一寸法師と名付けられ、手のひらに乗るほどの小さいからだでしたが元気でご飯もたくさんたべる子に成長しました。
一寸法師はおじいさんおばあさんに「都に出て見分を広めたい」とお願いします。
一寸法師は川を下る方法が一番早いと鳥に教えてもらったと説得し、針の剣を身に着け、お椀に乗り、お箸の舵を手に村をでます。
川下りはとても大変で、命の危険もありましたが、無事都に到着しました。
一寸法師は都の偉い人の所に行き
大臣に直接会うことができ、修行させてほしいと申し出ます。
大臣は小さい体で礼儀正しい一寸法師を見て、見習いとして置く事を決めました。
一寸法師は家事、雑用、勉強、剣術など何でもこなしました。
数年経ったある日、大臣のお姫様がお寺にお参りに行きました。
一寸法師もお供でついていきました。
その帰り道、一行は赤鬼と青鬼に出会います。
お姫様を連れて行こうとする鬼達に、一寸法師は戦いを挑みますが青鬼に食べられてしまいました。
が、一寸法師は青鬼のお腹の中で針の剣で刺しまくります。
青鬼は突然腹痛で転げまわり一寸法師を吐き出しました。
次に一寸法師は赤鬼のまぶたを針の剣で刺し、悪さをしないよう懲らしめました。
逃げた鬼たちは打ち出の小槌を置いていきます。
お姫様は一寸法師に「お願い事は何ですか?」と聞きました。
「大きな体になりたい」と願う一寸法師はお姫様に小槌を振ってもらい、立派な青年になりました。
大臣も立派な一寸法師に大喜びし、お姫様のお婿になる事がきまりました。
一寸法師は村にいるおじいさんおばあさんを迎えに行き、都で一緒に暮らす事にしました。
一寸法師は誠実で誰からも信頼される青年になりました。
一寸法師のまとめ、教訓と感想!
一寸法師は生まれながらにして小さく、おじいさんおばあさんがずっと心配していました。
しかし、一寸法師は友人と遊ぶことは難しかったけれど、自分の体の小ささに悲観せず、前向きに果敢に堂々と挑戦いていきます。
人は体や見た目ではない
自分の心の中にある芯の強さが大事だと教えてくれています。
体の大きさではなく、心の大きさが大事だね。