七つの星のサクッとあらすじ!
まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪
- ターニャ…病気になったお母さんのためにひしゃくを持って水を探しに行く。
- 村に雨が降らず井戸の水が干上がり村人たちは病気になってしまった。ターニャは病気のお母さんのために水を探しに行くことに。
- ひしゃくの水を倒れている犬にあげると水は減らず、ひしゃくの色は銀色に変わった。
- お母さん、ターニャ、おばあさんが水を飲むとひしゃくの色は金色になり、中に七つのダイヤモンドがあった。
- 村に雨が降ると、七つのダイヤモンドは空に昇り北斗七星となった。
七つの星のあらすじ!
むかしむかし、ロシアの小さな村でのお話です。
その村ではしばらく雨が降らず、
畑の作物はすべて枯れてしまい井戸の水もからからになってしまいました。
村人たちは、のどがからからで病気になってしまいました。
ターニャのお母さんも病気になり、冷たい水を欲しがりました。
ターニャはお母さんのために水を探しに出かけました。
でも、なかなか見つけることが出来ません。
少しの水も干上がっていました。
ターニャは泣き疲れて寝てしまい、目が覚めたときは辺りはすっかり真っ暗。
しかし、ターニャの持っていたひしゃくには水が溜まっていました。
ターニャは自分ものどが渇いていましたが、
その水をお母さんに持って帰ることにしました。
走って帰っていると石につまづき、こけてしまいました。
でも、不思議なことにひしゃくの水はこぼれていません。
安心したターニャはまた走り出します。
すると倒れている犬を見つけました。
ターニャはかわいそうに思い、犬に水を分けてあげました。
すると水は減るどころか元のままより少し増えています。
おまけにひしゃくも銀色に。
ターニャは不思議に思いましたが、お母さんのために先を急ぎます。
家について、お母さんはゴクゴクと美味しそうに水を飲みました。
お母さんはお礼を言って、ターニャにも水を飲むようにすすめます。
ターニャが水を飲むとひしゃくが金色に変わりました。
しかも、水は全く減ってはいません。
するとそこへおばあさんが水を分けてもらいにやってきました。
ターニャは快く水を分けてあげました。
するとなんと今度はひしゃくの中に七つのダイヤモンドが入っているではありませんか。
ターニャの心がきれいだから、神様がひしゃくをくださったのです。
ターニャは村中の人たちに水を分けてあげました。
やがついに雨が降り、作物は大きくなり、井戸も水でいっぱいになりました。
村人たちは大喜び。
するとひしゃくの中のダイヤモンドが空に昇り、星になりました。
ダイヤモンドは空に輝くひしゃくの形をした北斗七星になったそうです。
七つの星のまとめ、教訓と感想!
ロシアの小説家、トルストイによって書かれたお話です。
少女が自分よりも相手のことを大切に思う優しい心に感動しますね。
子どもたちに相手を思いやる心を持ってほしい時に読む絵本としてふさわしい作品です。
自分も苦しいのに、相手を思って…感動するね!