シンデレラのサクッとあらすじ!
まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪
- シンデレラ…美しいむすめ。義理の母と姉たちにひどいいじわるをされている。
- 義理の母・姉…シンデレラにつめたくしており、お城への舞踏会にも行かせようとしなかった。
- 妖精…あるとき、悲しむシンデレラの前にあらわれ、魔法でたすける。
- 王子さま…お城の舞踏会へやってきたシンデレラにひとめぼれをする。
- 昔あるところにシンデレラという美しい娘がいて、義理の母と姉たちにつめたい仕打ちをうけていた。
- ある日、お城の王子さまが婚約者をさがすための舞踏会を開いたが、義理の母と姉たちに邪魔をされたシンデレラは舞踏会へ行けそうになかった。
- 妖精のちからを借りて舞踏会へ行くことができたシンデレラは、0時とともにあわてて帰ったため、お城にガラスのくつを片方落とす。
- 王子さまはガラスのくつをたよりにシンデレラを探しだし、ふたりは結婚して幸せに暮らした。
シンデレラのあらすじ!
むかしむかし。
ある国に、シンデレラという美しいむすめがいました。
母親を病気でなくし、シンデレラは父親とふたりで暮らしていましたが、
父親はシンデレラのことをとても可愛がっており、とてもしあわせな毎日でした。
ところが。
ある日、父親があたらしい母親と結婚することになりました。
あたらしい母親と、義理の姉ふたりはとてもいじわるです。
彼女たちはシンデレラの美しさをねたんでいたのです。
そんななか、父親が事故で死んでしまいました。
それからの毎日、シンデレラは継母(ままはは)と姉たちにいじめられました。
「シンデレラ、さっさと食事の用意をして!」
「はい! お母さま!」
「シンデレラ、それができたら私たちのパジャマを洗って!」
「はい! お姉さま!」
シンデレラは、まるでメイドのように働かされます。
つらくて、つらくて、たまりませんでした。
あるとき、シンデレラのやしきに、お城から招待状が届きました。
どうやら王子さまが、お妃(きさき)をさがすために舞踏会をひらくそうです。
継母と姉たちは、シンデレラを置き去りにしてお城へ出かけてしまいました。
美しいシンデレラが顔をだすと、お妃にえらばれてしまうことがわかっていたからです。
しくしく、しくしく。
やしきにひとりぼっちになったシンデレラは、継母たちの仕打ちにたえられず泣きだしてしまいます。
そのとき、目の前にぱっと妖精があらわれました。
「かわいそうなシンデレラ、わたしが舞踏会へ行かせてあげましょう」
妖精がそう言うと、あらふしぎ!
シンデレラはとてもきれいなドレスを身にまとい、ガラスのくつをはいて変身しました。
家の前にはかぼちゃの馬車がとまっています。
「まあ、なんてすてきなお洋服と、馬車でしょう……。ありがとう!」
「いってらっしゃいシンデレラ。でも0時までに帰っておいで。さもないと、魔法がとけてしまいますからね」
妖精の言葉にシンデレラはうなずき、馬車でお城へとむかいました。
お城につくと、シンデレラの美しさにみんながくぎづけです。
王子さまはシンデレラをダンスにさそい、ふたりは仲良く踊りつづけました。
「あっ。いけない!」
しかし、気づけば0時です。
妖精の言葉を思い出したシンデレラは、あわてて駆けだしました。
「待ってください!」
王子さまが追いかけますが、あっというまにシンデレラはお城をでてしまいます。
でも、急いで走ったので、ガラスのくつを片方落としていきました。
次の日、王子さまは城の者に、ガラスのくつの持ち主をさがしまわらせました。
「このガラスのくつに、ぴったりと足のかたちが合うむすめをさがしている」
家来たちがシンデレラの家にもやってきます。
「あらあら、そのくつはわたくしのものですよ!」
いじわるな姉が嘘をつこうとしますが、ガラスのくつには足の大きさが合いません。
無理にはこうとして血がでてしまいました。
もうひとりの姉もまったく足がはいりません。
そこへシンデレラがやってきて、そっと、くつへ足をいれました。
するとどうでしょう!
シンデレラの足は、ぴったりとくつに合いました。
そのご、シンデレラは城にむかえられて、しあわせに暮らしたそうです。
めでたし、めでたし。
シンデレラのまとめ、教訓と感想!
素敵な人のことを邪魔しても、そのひとのいいところはなにもなくなりません。
なくなってしまうのは、邪魔をした側の人間の、きれいなこころではないでしょうか。
義理の母や姉たちがシンデレラをねたんだように、やきもちは強い感情で、がまんがむずかしいと思います。
でもそれをがまんできると、こころがさらにちょっぴり、みがかれたような気分になる気がします。
舞踏会って、みんなが集まってダンスをするんだね!
わたしも行きたいから、ダンスを覚えなきゃ!