ピノッキオの冒険のサクッとあらすじ!
まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪
- ピノキオ…木でつくられた少年。ウソをつくと鼻が伸びる。
- ゼペット…ピノキオを作ったおもちゃ職人。
- 妖精…ピノキオのピンチを救ってくれる。
- おもちゃ職人のゼペットはピノキオと名付けた動く操り人形と暮らしていた。
- ピノキオは学校に行くためにお金をもらうが、様々な困難に合いつかまったりお金をなくしたりしてしまう。そのたび妖精が助けてくれるが、うそをつくと鼻が伸びてしまった。ついに海の魚の胃袋の中へ。
- 心配したゼペットは探し回り、魚の腹の中でピノキオを見つける。ピノキオの心からの反省をきいた妖精は二人を助けてあげる。
- 心を入れ替え、良い子になったピノキオは妖精のおかげで人間になれた。
ピノッキオの冒険のあらすじ!
昔々ある小さな村に、ゼペットというおもちゃ職人が住んでいました。
彼は木からいろんなおもちゃを生み出していました。
しかし、1つだけ心残りがありました。
それは子どもがいないということです。
ある日、ゼペットが散歩していると、
新しいおもちゃにピッタリの丸太を見つけ持って帰りました。
さっそく作業をしていると、丸太の中から声が聞こえます。
聞き間違いかと思って作業を続けます。
そして木の操り人形が出来あがりました。
片づけをしていると「こんにちは」と声が聞こえました。
辺りを見回しましたが、操り人形の他誰もいません。
再び片づけをしていると今度は目の前の操り人形が踊りだしたではありませんか。
ゼペットは驚きのあまり倒れそうに。
その人形はまるで生きている子どものように話したり歌ったり。
ゼペットは人形に「ピノキオ」と名付け、本当の子どものように大切に育てました。
やがてピノキオが学校に通う頃になりました。
しかし、ゼペットにはそのためのお金がありません。
そこで彼はコートを売ってそのお金をピノキオに渡しました。
ピノキオはそのお金を持って学校に向かいました。
そのとき町にはサーカス団がやってきていました。
ピノキオはサーカスが見たくなり、
入口までやってきましたが、お金を払わなくては中には入れません。
どうしてもサーカスが見たかったピノキオは、
なんとゼペットから学校のためにともらったお金で中に入ってしまいました。
ステージでは木でできた操り人形が踊っているのを見てピノキオも一緒に踊り始めます。
それを見たサーカスのオーナーはピノキオを捕まえてしまいます。
ゼペットのいうことを聞かなかったからだ…
ピノキオが後悔して泣いていると妖精が現れました。
妖精は学校へ行くためのお金をくれ、ピノキオを逃がしてあげました。
ピノキオが歌いながら学校へ向かっていくと、
そこにずるがしこいきつねとねこが。
お金を奪うつもりなのです。
お金を増やしてあげると嘘をつき
ピノキオからまんまとお金をだまし取りました。
立ち尽くしているピノキオの元にまた妖精が現れました。
妖精の問いに、ピノキオは文房具を買ったけれど置いてきたとウソをつきます。
するとピノキオの鼻がぐんぐん伸びます。
ウソにウソを重ねたピノキオの鼻はもう頭を動かせないほど伸びました。
ピノキオは謝って真実を話しました。
妖精はピノキオが反省していると判断し、
だまし取られたお金も取り返してくれました。
もう二度とウソをついてはいけませんよ。
そういってピノキオの前から姿を消した妖精。
ピノキオは歌いながら、学校への道を急ぎます。
するとそこへサーカス団のオーナーが。
オーナーはピノキオが逃げ出したことに腹を立て、
なんとピノキオを海に投げ落としてしまいました。
しかし、木でできたピノキオは沈みません。
ピノキオは上手に泳ぎ始めました。
岸に向かって泳いでいると、突然目の前が真っ暗に。
ピノキオは大きな魚に飲み込まれてしまったのです。
そのころゼペットはなかなか帰って来ないピノキオを心配して探し回り、
ついにピノキオが投げ込まれた海まで来ました。
そこで猟師からピノキオが海に投げ込まれたと聞き、
なんとか助けようとします。
気の毒に思った猟師はゼペットにボートを貸してあげました。
ゼペットはボートを漕いで海を探し回ります。
すると嵐が起こりボートは沈没してしまいます。
泳げないゼペットは沈んでいきます。
しかし、そこにピノキオを飲み込んだ大きな魚が現れ、
ゼペットは飲み込まれてしまいました。
胃袋の中にたどり着くと子供の泣き声が。
ピノキオです。
ゼペットに泣きながら抱きつき、
いうことを聞かなかったことを謝ります。
ピノキオの心からの謝罪をきいた妖精は、二人を助けてあげました。
それからというもの、ピノキオは父親のいうことを良く聞く賢い少年へとなりました。
毎日まっすぐ学校から帰ると父親の手伝いをするピノキオ。
妖精はピノキオにご褒美をあげることにしました。
寝ているピノキオに魔法をかけます。
ピノキオが朝起きるとなんと人間になっていました。
ゼペットも大喜び。
ピノキオはそれから二度とウソをつくことはなかったといいます。
ピノッキオの冒険のまとめ、教訓と感想!
ウソをつくと鼻が伸びてしまうピノキオのお話。
ウソをいけないことだと心から反省する姿は私たちも見習わなくてはなりません。
ウソをつくと良くないことを子どもにわかってもらう時に最適なお話ですね。
は、鼻がのびるのは困るな。ぼくもウソをつかないように気をつけよう。