舌切り雀(すずめ)のサクッとあらすじ!
まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪
- おじいさん…心が優しい。舌を切られたちゅんを心配して探し回る
- おばあさん…いじわるで欲深い。ちゅんの舌をきってしまう
- ちゅん…おじいさんが可愛がっている子すずめ。洗濯ノリを食べておばあさんに舌を切られる。
- 小すずめ(ちゅん)はおじいさんの留守中におばあさんに舌を切られてしまう。
- おじいさんは牛洗いや馬洗いに教えてもらってちゅんを見つけ、ちゅんからお礼に小さいつづらをもらう。その中にはたくさんのお宝が!
- その後、強欲なおばあさんは大きいつづらを強引に手に入れるが、中から妖怪が出てきて襲われる。
- おばあさんは反省して心を入れ替えた。
舌切り雀のあらすじ!
昔々あるところに、心の優しいおじいさんと意地悪なおばあさんがいました。
おじいさんが薪を取りに行きお昼を食べていると迷子の小すずめが寄ってきました。
おじいさんはおにぎりをあげると小すずめはおいしそうに食べました。
おじいさんは迷いましたが、その小すずめを家に連れて帰りました。
小すずめはちゅんと名付けられ、おじいさんにたいそう可愛がられました。
一方、おばあさんはちゅんのことを気に入りません。
ある日おじいさんが留守にしていた時、ちゅんは朝から何も食べておらずお腹が空いていました。
いじわるなおばあさんが餌をあたえるわけもなく、ちゅんを無視して洗濯に使うノリを作っていました。
おばあさんがちょっと目を離したすきに、
ちゅんは空腹に耐えきれず、洗濯ノリを全部食べてしまいました。
それを見たおばあさんはカンカンに怒って、
なんとちゅんの舌をハサミで切ってしまいました。
ちゅんは泣きながらどこかへ飛んでいきました。
おじいさんは帰ってきてびっくり。
急いでちゅんを探しに行きました。
大きな川いた牛と牛洗いにちゅんのことを訪ねると、
牛洗いは牛の足を洗ってくれたら教えると。
おじいさんは牛の足を丁寧に洗いました。
おじいさんが教えてもらった通り上流へ進むと今度は馬と馬洗いがいました。
馬を洗ったらちゅんの行方を教えると言われ、おじいさんは丁寧に馬の足を洗いました。
そして、ちゅんはこの先にある雀のお宿にいると教えてもらいました。
宿に着いたおじいさんがちゅんを呼ぶと中からちゅんが出てきました。
ちゅんはここのお姫様だったのです。
ちゅんは自分を心配して訪ねてきてくれたおじいさんを
すずめたちのダンスや美味しい料理などでもてなします。
そして、おじいさんは帰ることに。
ちゅんからお土産に大きいつづらか小さいつづら好きな方を持って帰るように言われたおじいさんは、小さい方を持って帰ることにしました。
帰ってつづらを開けてみると中からたくさんの宝物が。
それを見たおばあさんはなぜ大きい方を持って帰って来なかったのかとおじいさんをなじり、自分が大きい方のつづらをもらおうと飛び出していきました。
途中、牛洗いや馬洗いと出会いましたが、おばあさんは無理やりちゅんの行方を聞きだし雀のお宿までたどり着きました。
ですが、いくら呼んでも誰も出てきません。
おばあさんは勝手に中に入りました。
ちゅんを見つけると大きなつづらを寄こさないとまた舌を切ってやると脅し、大きなつづらを手に入れました。
おばあさんが帰っていると、なんだかつづらがだんだんと重くなっていきます。
不思議に思って開けてみると、中からたくさんの妖怪やお化けが出ておばあさんに襲い掛かってきました。
おばあさんはやっとこさ家に逃げ帰り、これからはみんなに優しくすると泣きながら反省しました。
それからは優しいおじいさんと心を入れ替えたおばあさんと仲良く暮らしましたとさ。
舌切り雀のまとめ、教訓と感想!
欲深くいじわるなおばあさん。
人にいじわるをすると自分も損をすることに。このお話からは、
他人に優しくすることの大切さ
を学ぶことが出来ますね。
舌を切られた雀かわいそう。
おばあさん、バチが当たったんだね!