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【ホレおばさん】グリム童話のあらすじをサクッと簡単にまとめてみた!

あらすじヒヨコ
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ホレおばさんのサクッとあらすじ!

まずは、登場人物と簡単なあらすじを見ておこう♪

 

ホレおばさんの登場人物
  • 母親…妹のことばかりを可愛がる、いじわるな母。
  • 姉…気立てがよく、まじめ。
  • 妹…いじわるでなまけもの。
  • ホレおばさん…井戸の底の世界に暮らしている、ふしぎなおばさん。

 

サクッとあらすじ!
  1. あるところに母と姉・妹が暮らしていたが、姉ばかり仕事を押しつけられていた。
  2. ある日、姉は糸巻き棒を井戸の底へ落としてしまい、その井戸のなかでホレおばさんと出会った。
  3. 姉はホレおばさんの仕事を一生懸命手伝い、金貨をたくさん身体にくっつけて帰った。
  4. 姉の真似をしていい思いをしようとした妹は、ホレおばさんの仕事をろくに手伝わなかったため、油まみれになって帰った。

ホレおばさんのあらすじ!

むかしむかし。

あるところに、母親とふたりの娘がいました。

姉は気立てがよくまじめ、妹は意地が悪くなまけものでした。

しかし、母親は妹ばかりを可愛がります。

というのも、妹は母親の実の娘ですが、姉はそうではなかったからです。

 

母親と妹は、家の用事をすべて姉に押しつけていました。

ある日のこと、姉は用事をしている最中に、井戸へと糸巻き棒を落としてしまいました。

 

「どうしましょう! あれをなくしたら、お母さまに怒られてしまうわ」

 

姉はあわてて、まっくらな井戸の底へとおりていきます。

 

「まあ、これはどういうことでしょう?」

 

井戸の底は、ふしぎな世界へとつながっていました。

あたり一面にきれいな花が咲き、気持ちいい風が吹いています。

 

姉は、花畑のなかにかまどを見つけました。

そのかまどのなかにはパンがぎゅうぎゅうに詰まっていて、叫んでいます。

「はやくここから出してくれよう!」

姉はパンをひとつずつかまどの外へ出しました。

するとパンは、「ありがとう! 困りごとがあるならホレおばさんの家へ行くといいよ」と教えてくれました。

 

次は、りんごがなっている木を見つけました。

木は姉に話しかけてきます。

「やあ、りんごが沢山そだって重たいんだ。ゆすっていくつか落としてくれないかい」

姉は木をそっとゆすって、りんごをいくつか落としました。

すると木は、「ありがとう。ホレおばさんの家は、この近くだよ」と教えてくれました。

 

やがて姉は一軒の家を見つけ、そこにはホレおばさんがいました。

「おや、どうしたんだい」

ホレおばさんが姉にたずねます。

「じつは。糸巻き棒を落としてしまって。なにか知っていませんか?」

姉が答えると、ホレおばさんはうーんと首をひねりました。

「知らないねえ。でも、うちに使っていない糸巻き棒があるよ。おまえが仕事を手伝ってくれたら、それをあげよう」

姉はほっとして、喜んでうなずきます。

「はい! なんでもお手伝いさせてください!」

 

姉は、ホレおばさんから大きな羽ぼうきを渡されました。

その羽ぼうきで、ホレおばさんの寝床を一生懸命きれいにします。

ホレおばさんはとても優しく、姉はホレおばさんの家でお手伝いをする日々が楽しくて仕方ありませんでした。

でも、だんだん、母と妹のことが気にかかってきます。

 

「ホレおばさん、私そろそろ、帰らないといけません」

「そうかい。今まで文句をひとつも言わず、私の仕事を手伝ってくれてありがとうね」

 

ホレおばさんは姉に糸巻き棒を渡しました。

そして、それだけではなく、たくさんの金貨を姉の身体にくっつけて家へと帰しました。

 

帰ってきた姉を見て、母と妹はびっくり。

同じようにいい思いをしようと、母は妹を井戸の底へ送り出しました。

しかし、妹はかまどでパンが助けを求めていても、助けません。

りんごの木に話しかけられても、無視をします。

そしてホレおばさんの家へたどり着きましたが、働いたのは最初の1日だけ。

あとはずっと部屋へこもって寝ていました。

 

ホレおばさんは呆れて、妹へ言います。

「もう帰りなさい」

妹は、これで金貨をくっつけて帰れる! と喜びました。

ところが、ホレおばさんが妹に与えたのは、金貨ではなくまっくろな油でした。

妹は全身を油まみれにして泣きながら家へ帰りました。

しかも、その油はずっと、落ちることはなかったそうです。

 

おしまい。

ホレおばさんのまとめ、教訓と感想!

このお話は、見ての通りですが、

「まわりに優しくするひと」

「真面目にがんばるひと」

にはいいことがあるよと伝えたいのではないでしょうか。

姉のようにふるまうのは、本来とてもむずかしいことだと思います。

糸巻き棒をなくして自分が困っているときでも、パンや木のことを助けたこと。

ホレおばさんの仕事をまじめに手伝って楽しく過ごしていたけれど、母と妹のことを気にして帰ろうと決めたこと。

自分以外の、まわりのことをいつも思いやっているからこその行動だと感じます。

私たちもついつい、わがままを通したくなるときがありますが、そんなときは妹がかぶった油のことを思い出し、ぐっと我慢したいですね。

あらすじヒヨコ
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井戸の底に別の世界があるなんて、すごい!

ぼくの家のクローゼットとかも、どこかにつながっていないかな?

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